役割も事務局や、プロジェクトマネージャーとプロジェクトオーナーとの間に立つPMOまで幅広いです。またプロジェクトを円滑に進め、成功に導くプロフェッショナルとしての立場でもあります。
プロジェクトマネジメントの世界で標準となりつつあるPMBOKでは、建築系の管理からスタートしていますが、日本ではITの開発プロジェクトの管理が多いです。
PMOは一つのプロジェクトだけではなく、新規開発のプロジェクトや保守系のプロジェクトを複数管理する場合もあります。
PMOに求められる能力としては、知識や経験はもちろんの事ですが「コミュニケーション能力」も欠かせません。
ベンダーコントロールやベンダーの横串管理、情報連携、情報収集能力などコミュニケーション能力の重要性は高まっています。また近年では、働き方改革により効率化も重視されており、プロジェクト管理ツールの活用やExcelを自動化するVBA、定型作業をロボットで自動化するRPAを活用できるPMOのニーズなども高まっています。
開発系のプロジェクトではSEの経験者がPMOになることが多いですが、コミュニケーション能力の問題で推進力が無く、年齢層も高く、フットワークに欠けているなどの要因で、行動に移すことなく終わってしまうケースが後を絶ちません。
プロジェクトマネージャの経験不足や高齢化により、プロジェクトの管理推進力が弱まる中、「若くてフットワークのあるPMO」に期待が高まっています。その為、量より質が問われる時代になってきています。